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安全衛生委員会のネタ|審議事項と国の行事から議題を決める

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ご利用の前に

資料は一般的な内容の既製品で、産業医の助言の代わりではありません。事業場の実情に合わせた判断は、産業医・衛生管理者とご相談ください。

衛生委員会の開催・議事の周知・記録の保存は、事業者が自ら行う必要があります。資料をそろえるだけで、法令が求める事項が済むわけではありません。

お受けするお問い合わせは、ご契約とダウンロードの不具合に限ります。個別のご質問やご相談にはお答えしていません。

安全衛生委員会を毎月1回以上開いていると、「今月は何を話そうか」という悩みが必ず出てきます。ネタを毎回ゼロから考えるのではなく、法令が定める調査審議事項と、厚生労働省が毎年公表している週間・月間の行事予定から選ぶと、議題を決める時間を短くできます。

ネタの元になる調査審議事項

安全衛生委員会は、労働者の危険及び健康障害を防止するための基本となるべき対策などを調査審議し、事業者に意見を述べる場です。労働安全衛生規則第21条及び第22条に挙がっている重要事項は、そのまま毎月のネタの元になります。

  • 安全衛生に関する規程の作成
  • 危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置
  • 安全衛生に関する計画の作成、実施、評価及び改善
  • 安全衛生教育の実施計画の作成
  • 作業環境測定の結果及びその結果の評価に基づく対策の樹立
  • 定期に行われる健康診断等の結果に対する対策の樹立
  • 長時間にわたる労働による労働者の健康障害の防止を図るための対策の樹立
  • 労働者の精神的健康の保持増進を図るための対策の樹立

たとえば、年度の初めは計画の作成、健康診断の結果が出そろう時期は結果に対する対策、というように、年間の流れの中に割り当てていきます。

春から秋の月ごとの題材の例

厚生労働省の令和8年度(2026年度)の年間行事予定から、職場の安全衛生と結びつけやすいものを月ごとに拾うと、次のようになります。

月国の行事(実施期間)委員会の題材の例
5月〜6月世界禁煙デー(5月31日)、禁煙週間(5月31日~6月6日)職場の受動喫煙の防止、喫煙場所の見直し
7月全国安全週間(7月1日~7日)職場巡視の結果の共有、危険な箇所の洗い出し
8月食品衛生月間(8月1日~31日)社員食堂や休憩室の衛生、食中毒の予防
9月職場の健康診断実施強化月間(9月1日~30日)、健康増進普及月間(9月1日~30日)健康診断の受診状況、結果に対する対策
9月自殺予防週間(9月10日~16日)メンタルヘルスの相談先の周知
10月全国労働衛生週間(10月1日~7日)、世界メンタルヘルスデー(10月10日)週間の実施事項の確認、心の健康づくり

全国労働衛生週間には準備期間があり、令和8年度の実施要綱では9月1日から30日までとされています。9月の委員会で、10月の週間に何をするかを決めておくと、行事に合わせた取り組みにつなげやすくなります。

議題の決め方の手順

  1. 年度の初めに、調査審議事項の一覧と年間行事予定を並べ、月ごとの議題の候補を1つずつ割り当てる。
  2. 前の月の委員会で出た意見や、職場巡視・健康診断の結果など、事業場の出来事に合わせて候補を差し替える。
  3. 開催の前に、議題に合った資料(講話の原稿、掲示物の案など)と議事録の様式を用意する。
  4. 委員会では、資料の説明を短くし、委員の意見を聞く時間を多めにとる。

事業場の出来事もネタになる

国の行事のほかに、事業場の中で起きたことも委員会の大切な題材です。職場巡視で見つかった点、ヒヤリとした出来事の報告、健康診断の受診の遅れ、新しい設備や作業の導入、季節ごとの作業の変化などは、どれも調査審議事項に結びつきます。委員から「最近気になっていること」を事前に集めておき、その中から議題を選ぶ方法もあります。外から持ってきた題材と、事業場の出来事を組み合わせると、委員会の議論が具体的になり、労働者に知らせる概要にも説得力が出ます。

ネタ選びで気をつけること

委員会の目的は、労働者の意見を反映させるよう十分な調査審議を行うことです。資料を読み上げるだけで終わると、形だけの開催になってしまいます。題材は、事業場の実際の課題につながるものを優先し、外から持ってきた話題は、事業場の数字や出来事と結びつけて話すようにします。健康や医学に関わる題材は、産業医の意見を聞いたうえで扱ってください。

よくある質問

安全衛生委員会のネタはどこから探せばよいですか?

労働安全衛生規則に挙がっている調査審議事項と、厚生労働省の年間行事予定(週間・月間)から選ぶ方法があります。

9月にはどのような題材が考えられますか?

職場の健康診断実施強化月間に合わせて、健康診断の受診状況や結果に対する対策を取り上げる例があります。全国労働衛生週間の準備期間でもあります。

資料を読み上げるだけの委員会でもよいですか?

委員会は労働者の意見を反映させるよう十分な調査審議を行う場です。資料の説明は短くし、委員の意見を聞く時間をとることが大切です。

出典

出典の確認日:2026年10月14日

この記事は、公開日時点の公的資料をもとにした一般的な情報です。産業医の助言の代わりになるものではありません。事業場ごとの判断は、産業医・衛生管理者、必要に応じて労働基準監督署などにご確認ください。

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